入会案内

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入会のお勧め   鹿児島県内科医会長 中村一彦

先日、C型肝炎治療薬ソバルディ錠(400mg)が 1錠6万1799円で保険収載されることが発表された。一クール12週の治療で550万円位かかることになる。高額な治療機材も増えている、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)に使われる人工弁は450万もする。TAVIを受けると入院費なども合わせ600万円位の医療費が発生する。しかし、日本では国民皆保険で、高額医療補助制度もあるので経済的事由で最新の治療を受けられないケースは稀である。

一方、アメリカでは「C型肝炎患者ケビンは、医師から承認間近の新薬を勧められた。副作用が少なく、イン夕ーフェロンを打つ必要もなくなるという。一粒1000ドル (10万円)のその薬は、もちろん処方薬リストになく、一 クール 12週分の薬代について 保険会社からケビンに提示された自己負担額は、8万4000ドル(840万円)だった。アメリカでは自己破産の事由として高額医療費の支払いが最も多いという。(堤未果著「沈みゆくアメリカ」)

日本の皆保険制度は誰もが最先端の診断・治療を受けられる制度である。しかし、日本の医療費は40兆円になろうとし、年々7%前後増えていくと予測されている。20兆は保険料として国民が負担し、20兆は税金でまかなっている。しかし、税収は50兆少々であり、増え続ける医療費をどこまで負担できるのか、このままでは皆保険制度の存続すら危うくなってくる可能性がある。

医療界を構成するのは患者・国民、医者をはじめとした医療者、製薬メーカー、医療機器会社などからなっている。高価格薬・機器で、製薬メーカーや医療機器会社だけが儲かる構造ではうまくいかないであろう。この3者が譲り合いながら、医療を守っていく責任があると考える。国民は選挙により政治に圧力をかけられ、製薬業界などは積極的なロビー活動によって、政治を動かしている。医師は医療者としての矜持で発言しているが、その主張は通りにくくなっている。発言力を増すためには、医師会の政策能力、組織率を上げなければならない。

いよいよ医療事故調査制度がスタートする。「医療に起因し、又は起因すると疑われる死亡又は死産であって、当該管理者が当該死亡又は死産を予期しなかったものを届けなさい」という制度である。まず予期しなかった死亡をどう定義するかが問題である。そもそもこの制度は事故原因の精査と再発予防に重点を置いたものとされているが、運用の仕方によっては医療者側に大変な負荷をかけることになりかねない。

更に、厚生省の推進する「地域医療包括ケアシステム」などの推進の中で、各医療圏毎の地域医療計画が求められてくる。行政、医師会、住民などが話し合いをしていくことになるが、それぞれの現場がしっかり対応していかないと、実情に合わない計画が出来かねない。

他にも様々な問題を医療界は抱えている。そもそも内科医会は進歩する医学を勉強しよう、保険診療上の内科の立場を主張する目的で発足・運営されて来たように理解している。しかし、現在の我々内科医の行く手には難問が次々に押し寄せてきている。もはや、「個人」で対応していくには限界がある。医師会、内科医会に入会して頂き、内科医の現場の心を議論・主張していくことが必要になっている。

本会は過去600名の会員であったが、今は400名を切っている。本県の内科医の総意を反映しているというためには組織の拡大が必要である。加入しやすい環境を整えたいと今度の総会で勤務医会員の年会費を1000円値下げ(7千円を6千円に)することも決定した。本会のホームページも立ち上げた。(県医師会のHPにリンクしている)

本会は従来通り、医療力を高めるための医学講演会の開催、保険診療上の問題点を議論するための勉強会の充実に努める。と同時に医療界に起こっている問題について内科医の立場から議論を深め、発信して行く組織になっていきたい。

 ぜひ、先生方に鹿児島県内科医会にご加入頂きたいと熱望している。


鹿児島県内科医会 会則(抜粋)


第3条 本会は、鹿児島県医師会及び日本臨床内科医会(日臨内)と緊密な関係を保ち、臨床内科学の発展を図り、もって国民医療の向上を期することを目的とする。

第4条 本会は県医師会員にして本会の趣旨に賛同した内科を標榜する医師を会員とする。会員は同時に日本臨床内科医会(日臨内)会員であることとする。


会則全文
 

内科医会の組織


内科医会には、全国レベルの「日本臨床内科医会(日臨内)」があり、都道府県レベルとして「鹿児島県内科医会」、郡市レベルで各地区内科医会があります。各レベルの内科医会は相互に緊密な連携を保ち、お互いの事業に協力しております。鹿児島県内科医会に入会されますと同時に、日本臨床内科医会(日臨内)にも加入となります。

日本臨床内科医会(日臨内)では、臨床内科学の進歩発展に即し地域医療に密着・貢献する優秀な会員に資格を賦与することを目的に、日本臨床内科医会認定医又は同専門医制度を設け、証を交付しております。

その他関連団体として、各種研究発表会の開催・学会誌の発行等を行っております日本内科学会があります。

会  費

開業会員  20,000円(年間)
 県内科医会費12,000円 + 日臨内会費8,000円

勤務医会員 14,000円(年間)
 県内科医会費 6,000円 + 日臨内会費8,000円

※鹿児島県内科医会に入会されますと同時に、日本臨床内科医会(日臨内)にも加入ということになり、日臨内会費も徴収させていただきます。

※平成27年度より勤務医会員の県内科医会費を1,000円減額いたしました。

入会申込書

 入会をご希望の先生は、以下の入会申込書を下記連絡先までお送りください。

入会申込書


問合せ・連絡先


鹿児島県内科医会 事務局 (鹿児島県医師会館内)

〒890-0053 鹿児島市中央町8-1

TEL: 099-254-8126 FAX: 099-257-1816